アメリカ ニューヨーク フライト 直行便状況
日本からニューヨークへの直行便は、現在3社(日本航空、全日本空輸、ユナイテッド航空)が運航しておりますが、各社の運航スケジュールは異なりますので注意が必要です。
*2021年4月1日現在 記載の時間は現地時間(ニューヨークの夏時間は、日本時間-13時間)
便名 | 出発 | 到着 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 備考 |
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JL006 | 羽田11:05 | JFK10:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 5末迄 | |||
JL8006 | 成田11:00 | JFK10:55 | 〇 | 〇 | 〇 | 5末迄 | ||||
NH110 | 羽田10:20 | JFK10:15 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 6末迄 | |||
UA078 | 成田17:15 | EWR16:50 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 5/15迄 |
*空港; JFK:JOHN F KENNEDY空港、EWR:NEWARK LIBERTY空港
*備考欄記載の日付以降はJL8006を除き毎日運航予定(2021/3/31現在)
東京~ニューヨーク間は約13時間のロングフライト路線ですので、やっぱり気になるのが長いあいだ体を預けるシート。現状、日系2社はファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスの4クラス設定、ユナイテッドは、ビジネスクラス、エコノミーより少し広いエコノミープラス、エコノミークラスの3クラス設定です。各クラスの詳細は下記の通り。
■エコノミークラス
:エコノミークラスは、JALのスカイワイダーが人気。ANAと同じ機材を利用していてもANAが横10席に対して、横9席とし、1席あたりの座席幅を広くとっております。SKYTRAX社のベストエコノミークラスシートに2017年から3年連続受賞(2020年は選考中止)、世界的にもベストエコノミーシートといえる好評の座席です。
しかし、ANAも2019年の夏から投入されはじめた最新の777-300ER 新212席機材がニューヨーク線にも投入されており、大型のモニター、広い前後間隔(シートピッチ)等々が好評です。
Economy エコノミークラス | JL BOEING 777-300ER | NH BOEING 777-300ER | UA BOEING 787-900 |
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座席数 | 147 | 116 | 116 |
座席配列 | 3-3-3 | 3-4-3 | 3-3-3 |
シートピッチ | 約84~86cm | 約86cm | 約81cm |
シート幅 | 約47cm | 約39.3cm~44.9cm | 約41.9~43.9cm |
モニター | 10.6 inch | 13.3 inch | 9 inch |
備考 | JAL SKY WIDER | 新212席エコノミー | ユナイテッドエコノミー |
*JALエコノミークラスシート詳細 JALホームページ>JAL SKY WIDER
*ANAエコノミークラスシート詳細 ANAホームぺージ>ANA B777-300ER新212席
■プレミアムエコノミークラス
:プレエコとしては、JALのスカイプレミアムとANA新212席プレミアムエコノミーのみ。ユナイテッド航空UA078便に現在使用している機材787-900は「ユナイテッド・プレミアムプラス」の設定はなく、少し足元が広くなり機材前方に配置されている「エコノミープラス」の設定のみになります。下記UA欄に記載されているのはエコノミープラスの情報になりますのでご注意ください。
プレエコの人気シートもエコノミークラスと同じくJAL。シートピッチ・幅も広く、シェルタイプのシートはリクラインングしても前の席が倒れてくることがなく、座席間に小さな仕切りもありプライバシー性に配慮したシートになっています。
Premium Eco プレミアムエコノミー | JL BOEING 777-300ER | NH BOEING 777-300ER | UA BOEING 787-900 |
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座席数 | 40 | 24 | 88 |
座席配列 | 2-4-2 | 2-4-2 | 3-3-3 |
シートピッチ | 約107cm | 約96.5cm | 約88cm |
シート幅 | 約48cm | 約47cm | 約43.9cm |
モニター | 12.1 inch | 15.6 inch | 9 inch |
備考 | JAL SKY PREMIUM | 新212席プレミアムエコノミー | エコノミープラス |
*JALプレミアムエコノミークラスシート詳細 JALホームページ>JAL SKY PREMIUM
*ANAプレミアムエコノミークラスシート詳細 ANAホームぺージ>ANA B777-300ER新212席PREMIUM
■ビジネスクラス
:ビジネスクラスは航空会社の主戦場。フルフラットであることは当たり前の上で、各社が工夫をこらしています。現在のニューヨーク路線では、ANAの新コンセプト「THE Room」機材のNH110便が強い。配列はファーストと同じ1-2-1の配列、ドア付きのワイドなシートを前後の向きを組み合わせて配列することで、ビジネスクラス最大級の個室のようなプライベート空間と居住性を実現しています(奇数席は後ろ向き座席になります)。
JALの「SKY SUITE」は2-3-2の配列ですが、スタッガードシート配列を採用しており、シートを互い違いに置くことで、どの席からも直接通路に出ることができる全席通路側スタイルです。
ユナイテッドは、UA078便に現在就航しているのは、787-900のバージョン1(3タイプ制)機材です。この機材のビジネスシートは2-2-2配列で、シートが少し斜めに配置されているシートになります。(ユナイテッド航空のホームページ上でよく見かける画像は、最新の1-2-1配列仕様のもので異なりますので注意)
Business ビジネスクラス | JL BOEING 777-300ER | NH BOEING 777-300ER | UA BOEING 787-900 |
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座席数 | 49 | 64 | 48 |
座席配列 | 2-3-2 | 1-2-1 | 2-2-2 |
ベット長(最大)* | 約188cm | ピッチ約271.7cm | 約198cm |
シート幅 | 約52cm | 約56.4cm | 約52.3cm |
モニター | 23 inch | 24 inch | 16 inch |
備考 | JAL SKY SUITE | THE Room | ユナイテッド・ポラリス |
*JALビジネスクラスシート詳細 JALホームページ>JAL SKY SUITE
*ANAビジネスクラスシート詳細 ANAホームぺージ>ANA B777-300ER新212席THE Room
*UAビジネスクラス詳細 UAホームページ>United Polaris flight
■ファーストクラス
:現在のニューヨーク路線でファーストクラスの設定があるのはJALの「JAL SUITE」とANAの「THE Suite」。配列はともに1-2-1で、8席のみの設定です。ANAはビジネスクラスと同じく、ドア付の個室型シートとなっておりプライベート感が強いシートです。下記に表にしてみましたが、もはやあまりサイズには意味はなくなります。
First Class ファーストクラス | JL BOEING 777-300ER | NH BOEING 777-300ER | UA BOEING 787-900 |
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座席数 | 8 | 8 | – |
座席配列 | 1-2-1 | 1-2-1 | – |
ベット長(最大) | 長さ約198cm | 公表数値なし | – |
シート幅 | 約59cm | 約71.3cm | – |
モニター | 23 inch | 24 inch | – |
備考 | JAL SUITE | THE Suite | – |
*JALファーストクラスシート詳細 JALホームページ>JAL SUITE
*ANAファーストクラスシート詳細 ANAホームぺージ>ANA B777-300ER新212席THE Suite
■まとめ
:2021年4月1日現在のニューヨーク路線直行便は、シートという観点からみると、エコノミークラス、プレミアムエコノミークラスはJAL、ビジネスクラスはANAにアドバンテージがあるかなといった状況です。JALとANAは同じボーイング777-300ERの機材に対し、エコノミー席とプレエコ席の席数を多くとるJALと、ビジネスクラス席を多く配するANA。こんなところにも戦略の違いが見えてきます。
:ただ、実際に利用フライトを選ぶ際は、シート以外にも、予定渡航日の運航便、マイレージ、価格、航空券条件、混雑具合、付帯サービス、同行者、食事・・・など多くの要素を踏まえての判断になりますので様々ですね。
*JAL 777-300ERシートマップ JALホームページ>機内座席配置>ボーイング777-300ER
*ANA777-300ER新212席シートマップ ANAホームぺージ>空港・機内で>ボーイング777-300ER
*UA 787-900シートマップ UAホームページ>ボーイング787-9ドリームライナー
*フライト就航状況、使用機材は設定期間ごとに計画されておりますが、様々な事情により欠航や、機材変更される可能性もつねにございます。ご利用の際は、ご利用予定日に計画されている最新の情報を確認することが重要です。